しばらく、ご無沙汰しておりました。
6月13日、労働政策審議会の労働条件分科会が開かれ、あらたな労働法制変更の素案がいよいよ明らかにされました。
内容としては、労働契約に関するものと、Working hoursに関するものに分かれますが、今後、順次このBlogで紹介していきたいと思います。
なかでもWorking hoursに関する大きな変更は、残業手当に対する考え方の変更です。これまでわが国では、戦後一貫してブルーカラーを想定した残業手当法制を取ってきましたが、いよいよ一定のホワイトカラー層への残業手当支給を免除する方向性が明らかにされました。報酬額を、基本的に時間でなく挙げた成果で決めていくという考え方は、これまでにも外資系企業などでは一般的に取り入れられていましたが、この考え方が相当Greyだったエリアから、白のエリアに近づくことになります。
ただ、当然それに伴う、健康管理面での懸念も残り、運用にはあたっては慎重にこれを行わねばなりません。
呼び方も「自律的労働」という言い方をされ、強制でない、自立的な働き方が出来ることを前提としています。
企業を伸ばすには時間を忘れて働くこともあるときは必要です。ただ、常に、行き過ぎに対するチェックはしなければなりません。
ホワイトカラーエグゼンプションについて
ブログ再開、おめでとうございます。
ホワイトカラーエグゼンプションの記事、お知らせいただいてありがとうございました。
経団連案の年収400万円以上の労働者に残業代を支払わない案には驚きました。
ただでさえ問題になっている残業代不払いが合法化されてますます増えるのではないのでしょうか。
とても心配しています。
ちなみに、↓のニュースはご覧になりましたか?
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/employment/?1150268411