うっとうしい梅雨の真っただ中となりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
このところ、いじめ・ハラスメントに関連した話題があとを絶ちません。5月には、職場におけるパワハラ防止措置を義務付ける法律が成立いたしました。
折りしも、大手化学メーカーにおいて、パタニティ・ハラスメント(男性の育休取得者への嫌がらせ)疑惑が取りざたされています。報道等によれば、ある男性社員が約1カ月弱の育児休業を取得したところ、職場復帰した翌日に転勤を命じられ、その後の転勤時期をずらす交渉等もまとまらず、退職を余儀なくされたといいます。男性の家族が、社名をほのめかした発信をSNS上で行ったため、またたく間に社会問題化してしまいました。
同社は「くるみん」(厚生労働省による子育て支援に積極的な企業への認定マーク)を取得していたにもかかわらず、上記のようなことが起きてしまいました。
ハラスメント問題は、法的に違法性がない場合でも、拡大解釈され、様々なメディアで広がっていく可能性がありますので、十分注意したいところです。